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12月の草花調査

14日(土)、モニ1000の草花調査を行いました。
いつもの調査ルートは苅田が広がって、すっかり冬景色です。しかし、陽射しがあって冷たい北風も心地よく感じるほどでした。
調査は蕾、花、実のある草本、木本類をチェックしていますが、さすがに確認できるものが少なくなってきました。それでも、花ではオニタビラコやゲンノショウコ、サツマシロギクなど10種余り、実のあるものはイヌホオズキやキンミズヒキ、タネツケバナなど60種ほどが確認出来ました。

初めて参加された3名の方々も、フユイチゴやイワガネなどの実を味わうおまけつきで、里道歩きを存分に楽しまれた様子でした。

来月の調査は19日(日)の予定です。
1214草花1

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遅ればせながら5月の草花調査の報告です

5月12日、晴れ。午前9時から、環境省委託の里モニ環境調査(植物相編、いわゆる草花調査)を5人で行いました。漆の棚田がある、いつものコースです。

へびいちご

きょうは、さまざまな種類のイチゴと出合いました。おなじみヘビイチゴ、そして童話に出てきそうなきれいな名前のヒメバライチゴ、苗代づくりをする時期に花や実があることから名前のついたナワシロイチゴ、それから黄色い光った実がなんとも甘いナガバキイチゴ。ぷくんとしたつぶつぶを口にほうりこみながら歩きます。

ばらいちご1

ばらいちご2

なわしろ



イチゴ以外にも、里歩きには味わえるものがいろいろ。

きょう初めて口に入れてみたのはヤマツツジ。川原先生がまず、むしゃむしゃしながら「ものの本には歯触りよく、甘酸っぱいと書いてありますが、どうですか」と尋ねる。さっそく挑戦。朱赤に塗られた花びらを…。おいしい、とは言えませんが、まずくもなく、確かに甘酸っぱい味わいです。サラダの上にスミレなどと一緒にいろどりでのせるといいかも、とみなの意見が一致しました。

乳白色の白髪の毛のような穂をつけたチガヤ(ツバナ、チバナとも)についてもひとしきり話題に。年配のみなさんは、みな、子どものころ、ガムのようにしておやつに食べていたらしい。ここで川原先生、万葉集に「あなたのために摘んできたチバナです。これを食べて太りなさい」という歌がある、太るはずないのにね、と紹介します。帰ってから先生の名著「万葉集の植物たち」(写真、文とも川原先生。南方新社刊)で確認しますと、紀女郎(きのいらつめ)が年下の大伴家持に贈った歌だそう。家持くんがきっとかわいくて、おたわむれ!だったのでしょうね。

川原先生は最近、野遊びをテーマにした「植物あそび図鑑」も出しました。調査の道中も、面白い遊び方がたくさん披露されます。カラスノエンドウのさやを腹側から開き、種をすべて捨てて、根元を切ったものをくわえ、歯でかむようにしてピューと吹く遊びとか。
野遊びではありませんが私が最もうけましたのは、ふくらみはじめた実をつけた梅の木の前に立ったとき、先生が「子どものころ梅の実を学校に持ち込んでみんなで投げっこ遊びをしたら教室が泡だらけになって怒られた」と話されたエピソードでした。

4月の調査で群生していたムラサキサギゴケはもう終わっていました。代わりにその美しさが目に留まったのは同じ「ごまのはぐさ科」のトキワハゼ、それから「あやめ科」のニワゼキショウ。「きく科」の野アザミ。野アザミは、NPO里ミュゼがつくる棚田のあぜにそって群生地がありました。いちめんの野アザミ、いちめんの野アザミ、いちめんの野アザミ…(百回繰り返す)って感じです。
トキワハゼもニワゼキショウも野アザミも紫をベースのした彩り。この時期、なぜ野草の花に紫が多いのでしょうか。

ノアザミ群落

もうすぐ夏本番。野鳥は繁殖期に入り、縄張り宣言と恋人を求めてさえずり真っ盛りのシーズンに入りました。
きょうは草花調査の最中、高いところでコジュケイが「ちょっとこい、ちょっとこい」と呼び声高く、イカルは口笛のようなきれいなハイトーンで、カワラヒワは繁殖期特有のビーンという低音を響かせていました。

かわとんぼ


ほかの生き物たちもみな活動が活発になっています。トノサマガエルは姿は見えませんでしたが「グエエエエエ」と鳴く声に気づきました。ツチガエルは声は聞けなかったものの、田植え準備で水を通す溝掘りをしたあぜの土手をぴょんぴょん飛びはねておりました。2010年発行のカエル図鑑を見ると、ツチガエルは「分布が広い割には見られない地域が増えている。その理由として開発や環境の変化も考えられるが原因は不明」と書いてあります。そうそうきょうはシオカラトンボも見かけましたが参加者の中から「今年はトンボが飛び始める時期が1か月くらい早い」という声があがっていました。
里歩きで自然の移り変わりを感じることができます。

次回の草花調査は6月9日。いつものように漆小学校下のうるし商店前に午前9時集合です。飛び入り参加大歓迎。参加は無料です。
集合場所近くでは、地元の人が出す野菜や漬物が並ぶ朝市も毎週日曜日午前中にやっています。                                     
                                              (文責・風)
 

野草の花見会を行いました

春はな


4月14日
4月も半ばの日曜日、野草の花見会が開かれました。遠くは出水市からも参加されました。
今回から登場したのが「植物検索表!」 講師の川原先生が撮りためてこられた写真に解説をつけたすぐれものです。参加者は、配られた検索表を手に、うるし商店前を出発しました。
川原先生を先頭に、ゆっくりゆっくり歩きながら、お話を聞きます。
あしがた


似て非なるもの=「ウマノアシガタとキツネノボタン。よく似ているが、それぞれの特徴を知れば、まったく違うものに見えてくる。ウマノアシガタ(別名キンポウゲ)は花弁の間隔が狭くて重なっていて、葉っぱが深く切れ込んでいるが3つに分かれることはない。キツネノボタンは花弁の間隔が広く、葉っぱは深く切れ込み3つに分かれている」
ハルジオンとヒメジョオン。
ジシバリとオオジシバリとニガナ。
いずれも似て非なるもののグルーピングで紹介されました。 

はるじおん



誰がつけたか憎いネーミング=「それはカスマグサ。カラスノエンドウ(カラスにたとえた)とスズメノエンドウ(カラスノエンドウより小さいのでスズメにたとえた)の、中間にある特徴を持つので、カと、スの、間、カスマグサ」
この流れに乗って川原先生は続けます。「ヘチマもそういうネーミングらしいです。もともと冬瓜(とううり)と言いますが、イロハニホヘトチリヌルヲ…。ヘと、チの、間、にトがある。そこでヘチマと言うようになった」
何度か聞いている解説ですが、古典落語のように、何度聞いても、ここで来る、この話くると思って来る面白さが先生の話術です。
 
花は野アザミに似ているのに、茎に触ってもまったく痛くない花を見つけました。
これはキツネアザミ。アザミのように見せかけて痛くないからキツネがだましているというのが名の由来だそうです。
かきどおし



2時間ほど漆の里山をぐるっと歩き、漆小学校校庭でお茶タイム。地元の加工センターで作ったふくれ菓子を校庭のブルーシートの上で食べました。

この日の参加者の中から、なんとお2人が、NPOへの加入届を申請してくださいました。ありがとうございました。

★★★

午後は環境省委託の100年環境調査・里山モニタリングの定期草花調査でした。
参加者は川原先生ほか7人。NPOが管理保全している棚田の周辺を歩きます。

さぎごけ


この日、先生が「おおっ!」と声を上げたのは、ムラサキサギゴケ。「これだけの群生はあまり見ない」そうです。紫をベースに黄色の斑紋があります。花の姿をサギに見立てた名前らしいですが、私にはサギの姿はたちのぼってきませんでした。上品な花です。先生にそう言われると、ためつすがめつ、後ずさりしたり、しゃがんでみたり、写真を撮ったり、じっくり鑑賞しました。

次回の草花調査は5月12日(日)です。
参加希望者はいつもの通り、朝9時にうるし商店前に集合です。

「野草を食べる会」を実施しました!

130310漆野草_007
2月に実施した「七草がゆを食べる会」に続き、
こちらも人気イベント「野草を食べる会」を3月10日に実施しました。
リピーターの方や親子三世代での参加もあり、とても賑やかな会となりました。

130310漆野草_010
まずは手始めに、カラスノエンドウ
新芽のやわらかそうな部分を選んで収穫し、天ぷらでいただきます。

130310漆野草_021
みなさん、熱心に川原先生の言葉に耳を傾けます。
ギシギシの収穫方法と、その美味しさ(笑)について講義中です。

野草仕分け
野草を食べる場合、収穫は簡単で手間も予算もかかりませんが、大変なのが、その下処理です。
収穫はそこそこに、みなさんとってきた野草を種類ごとに仕分けます。

のびる下処理1
ノビルは枯れ草などを取り除き、かるく湯掻いて

のびる下処理2
葉の部分をぐるぐる巻きにします。

ツクシ1
ツクシのはかまをとる作業もなかなか大変。
参加者の半分近くを巻きこんで、人海戦術ではかまを取り除きます。

ツクシ2
ツクシの下処理完了。
ここからは早いです。卵と炒めて

ツクシ3
ツクシの卵とじのできあがり!

アザミ下処理
ノアザミの根の下処理も根気のいる作業です。
キレイに土を洗い流して、細切りにします。
去年食べたノアザミの根のきんぴらが美味しかったので、
また参加して下さったという方までいらっしゃいました。
恐るべきノアザミの根の力!

天ぷら
各種野草の天ぷらも続々と揚がり

ギシギシ
ギシギシをお浸しにするため湯掻いたり

白和え準備
セリクレソンの白和えの準備も進みます。
ちなみに使用したのは漆の「おかべ屋」さんのお豆腐です。

130310漆野草_082
12時すぎにはなんとかすべての野草料理が出来上がりました。

野草食集合写真
合鴨米のおにぎりと一緒にいただきます!

フキノトウを刻んで味噌と和えたフキ味噌や天ぷらが不動の人気でしたが、
予想外だったのが摘みたてのヨモギを煎じた(だけの)ヨモギ茶。
ヨモギのフレッシュな香りが満腹のお腹にちょうど良く、美味しいと評判でした。

今年もみんなで収穫して作る美味しく楽しい会にりました!


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(もぐら)




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「七草がゆを食べる会」を実施しました!

13七草がゆ_001
毎年人気の「七草がゆを食べる会」を2月17日に実施しました。
ちなみに前日の2月16日が旧暦の1月7日にあたるので、日程ばっちりです。
お天気にも恵まれ、スタッフも含めた21名ほどが春の七草を求めてうるしを散策しました。

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春の七草はほぼ水田や畑の周辺で見つけることができます。

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こちらが、ホトケノザ

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ゴギョウはハハコグサとも呼ばれています。

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これはナズナ

どれもまだ地面に顔を出したばかりの大きさなので、見つけるのが大変。
ですが、目が慣れてくる終盤にはみなさんの採集のスピードがどんどん速くなります!

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スズシロがダイコン、スズナがカブです。どちらもさっきまで畑に生えていたもの!

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一時間半ほどうるしをゆっくりと散策し、「春の七草」がすべてそろいました!

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女性が多いのと、何度も参加くださってる方が多いので
洗って、切るのもあっという間です。
程良い運動の後なので、おなかも減ってくる頃ですね~

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おかゆにするお米はうるしの棚田で作っている合鴨米です。

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スズナ、スズシロを先にいれ、最後にのこりのセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザの
五草にさっと火を通し、

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完成~!
味付けは塩のみ、梅干しはお好みでいただきました。
米と塩とその辺りに生えている草で
こんなにも美味しいものになるとは驚くしかありません。
最終的にはお餅(これももちろん合鴨もち米でつくったもの)も投入され、
わたくしは3杯もいただいてしまいました!
これで今年も元気に過ごせそうです♪


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(もぐら)




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プロフィール

sakunin

Author:sakunin
里ミュゼのミュゼはミュージアムの仏語。季節の移ろいの中で様々な表情を、鮮やかに見せてくれるこの「博物館」の風景、生きものたち、人々の暮らしを伝えたいと思います。

NPO法人うるし里山ミュージアム
鹿児島県姶良市蒲生町漆780
tel/fax 0995-54-3902
satomusee@gmail.com

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